小学生であれば憧れの対象になるNPBジュニア。
プロ野球の各球団が選出する選抜で、年末にそれぞれのチームのジュニアチームがその年の王座をかけた試合が行われます。
将来はうちの子もNPBジュニアに…という親御さんも多いと思います。
実際にNPBジュニアに選ばれるためにはどんな能力が求められるのか、各球団の応募要項や過去選ばれた選手やOBからその傾向を考えてみました。
目安となるのは「球速」「遠投力」「走力」
各チームの応募要項を見ていくと、多くのチームで基準として「球速」「遠投力」「走力」が一定基準以上の子に応募資格があるという記載があります。
基準のないNPBジュニアの募集もありますよ。
2023年の応募要項の中で基準があったチームとその基準をまとめてみました。
球速 | 遠投力 | 走力(50m走) | その他 | |
ファイターズジュニア | なし | なし | なし | 特になし |
イーグルスジュニア | なし | 60m以上 | 8.0秒以下 | 特になし |
ライオンズジュニア | 90km/h以上 | 50m以上 | 8.5秒以下 | 特筆すべきアピールポイントを持っている |
マリーンズジュニア | なし | 60m以上 | 8.5秒以下 | 特筆すべき技能を持っている ※平均打率5割以上や飛距離が突出しているなど |
バファローズジュニア | なし | なし | なし | 指定の大会に出場していることが条件 |
ホークスジュニア | 95km/h以上 | なし | なし | スイングスピード115km/h以上 |
ジャイアンツジュニア | なし | 65m以上(軟式) | 7.5秒以下 | 大会成績優秀者や特別な能力を有する選手 (コントロールが良い、ホームランを打てるなど) |
スワローズジュニア | なし | なし | なし | なし |
ベイスターズジュニア | 100km/h以上 | 60m以上 | 7.5秒以下 | 特筆すべき技能を持っている |
ドラゴンズジュニア | なし | なし | なし | チームからの推薦 |
タイガースジュニア | 100km/h以上 | 60m以上 | 7.5秒以下 | 特筆すべき技能を持っている (平均打率5割以上、飛距離が突出しているなど) |
カープジュニア | なし | なし | なし | チームからの推薦 |
このように各チームで目安となる基準が定められています。
多くは指定する項目のうち、1つ以上満たしていることが応募条件となっているので全てをクリアしていないと応募ができないというわけではありません。
目安をクリアしなくても応募ができるチームもあります。
ファイターズやスワローズは特に目安となる基準はありません。
ドラゴンズとカープはチームの監督や代表者からの推薦という形です。
バファローズは指定の大会に出場して、関係者から推薦をもらうことで応募資格を得るという形になっています。
おおよその目安となる球速・遠投力・走力
- 球速:95km/h
- 遠投:60m以上
- 走力(50mタイム):8.0秒以下
この辺りが大体の応募条件の目安になってくるでしょう。
これからNPBジュニアを目指していくならまずはこの辺りを基準にしてトレーニングを積んでいくのがいいでしょう。
小学生の体は成長途上なので決して無理はしないでくださいね!
各地域からの腕自慢が集まるので目安を軽く超えられないと厳しい
NPBジュニアはその地区に住む野球に関して自信のある子たちが集まる選抜チームです。
少年野球をやっている小学生にとっては最大の名誉とも言えるのがNPBジュニアメンバーに選ばれることでもあります。
各チームが設定している目安は軽く超えられるくらいの実力がないと厳しいところではあると思います。
飛び抜けた強みを持つ子が強い
あくまで印象論ではありますが、平均点が高い子というよりも飛び抜けたものを持つ子が選ばれやすい傾向があると思います。
- 足がめちゃくちゃ速い
- 速い球速で投げることができる
- 打撃がエグい
- 守備範囲がエグい
- 肩がめっちゃ強い
自分の強みである部分のレベルが高ければ十分チャンスはあると思いますし、どの要素も高めていくのは難しいので、得意なものに絞ってより高いレベルにしていくというのはNPBジュニアを目指す上でも一つの作戦といえます。
ジュニアアカデミーやキャンプにも参加してみよう
球団ごとに小学生を対象とした野球アカデミーだったり、夏休みなどを利用したキャンプを実施していたりします。
ファイターズであれば「ファイターズアカデミー」や「通い型キャンプ」などが実施されています。
こうしたものに通うというのもNPBジュニアを目指すのには役立つでしょう。
バファローズとカープは小学生向けアカデミーは常設していないようです。(2023年現在)
こういうのに参加しておくとアカデミーコーチに顔を覚えられて、同じくらいの実力なら知ってる子を選ぶか、というのがあるとかないとか…。
遠方でアカデミーへの参加が難しいなら
地方在住だとなかなかプロ野球チームのアカデミーに参加することが難しかったり、チームの予定と合わずに参加できないということはよくある話です。
そういう方にはオンライン野球レッスンという方法もありです。
ココナラというサイトでは、自分の特技を活かしたスキルを販売しています。
その中にはずっと野球をやってきたり、野球に携わってきた人がバッティングやピッチング、守備などをレッスンしてくれます。
個人の伸ばしたいところを重点的に相談できるのはこうしたレッスンのいいところです。
様々な経歴の人がレッスンを開講しているので一度見てみるのもいいと思いますよ。
NPBジュニアの肩書は一生の記念にもなるものだと思います。
NPBジュニアチームに選ばれることを目指すとなると普段の意識の高さと質の高いトレーニングが必要になるでしょう。
怪我も怖いですし、根性だけではなくプロの指導者の力も借りながら楽しく目指せるといいですね!
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