メジャーリーグのボールを提供しているローリングスの2022年最新の少年野球用バット「ハイパーマッハフォース」。
ハイパーマッハフォースはどんなバット?
自分の子にハイパーマッハフォースは合うだろうか…。
という方にハイパーマッハフォースの特徴や、進化したポイント、どんなタイプの選手が合うかなどを紹介します。
ローリングス ハイパーマッハフォースとは
ローリングス ハイパーマッハフォースは異次元の軽さ!
ローリングスの2022年最新モデルのバット「ハイパーマッハフォース」はこれまでのハイパーマッハシリーズ同様に、軽さを突き詰めたバットです。
ウレタンやカーボンを使って飛距離を稼ぐバットが全盛ですが、難点は素材が重くて全体の重量も重くなってしまうことでした。
小学生は体の成長が一人ひとり大きく違うため、重いバットを振るパワーのない子は飛ぶバットを諦めるか、無理してでも重い飛ぶバットを選ぶかという時代もありました。
その中で他と異なり、飛ぶ素材を使用しつつ軽さを追求しているのがローリングス ハイパーマッハシリーズです。
ハイパーマッハフォースは前のモデルのハイパーマッハ エアーよりもさらに軽いバットになっています。
軽くなれば、操作性も上がりスイングスピードも上がりますのでパワーの無い体の成長がゆっくりな子でも強い打球を打てるバットになっています。
ローリングス ハイパーマッハフォースは短・中距離バッター向け
飛距離をセールスポイントとして挙げるバットが多い中、ハイパーマッハフォースは「短・中距離バッター向け」と明確なメッセージを掲げるバットです。
イメージ的には日本ハムの近藤選手のようなアベレージヒッター向けですね。
短・中距離向けというと、あまり飛ばないのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
息子のチームでもハイパーマッハシリーズを使っている子がいましたが、打率も高く、バンバン長打打ってました。
高い操作性とスイングスピードを活かすバッティングで外野の頭を越すような長打も打てるバットです。
ローリングス ハイパーマッハフォースの特徴
カーボン製バットの中でも特に軽く、体の小さい子や女の子でも使いやすい
ローリングス ハイパーマッハフォースは少年野球用では最も長い78cmでも530gと超軽量。
(ちなみにブラックキャノン-Xの78cmは590gで60gもの差があります。)
60gの違いは小学生には大きいです。
この軽さから、体の小さい子や女の子でも扱いやすく、スイングスピードも出しやすく設計されています。
カーボン製やウレタン製バットはどうしても重量が重くなってしまうバットが多い中でローリングス ハイパーマッハフォースは飛び抜けて軽いバットになっています。
無理なく振れるバットを探している方にはピッタリですね。
2022年最新モデルの少年野球用バットについてはこちらの記事もオススメです。
バットのしなりを活かしてスイングをさらに加速
ローリングス ハイパーマッハフォースはバットのグリップに向かって細くなるテーパー構造で、バットの先端部分のしなりを生み、スイングをさらに加速させます。
バットの先端がしなることでムチのように加速してボールに力を伝えます。
元々軽いバットですので、スイングスピードを出せるバットですが、このしなりを最大化させてボールを打つ打球部のスピードをさらに上げてくれます。
これによってボールのパワーに負けずに強い球を弾き返すことができるようになっています。
先端部分のキャップの改良でバットコントロールをアップ
バットの一番先端部分のキャップを改良して、形状も変更。
キャップの先端部分をくり抜いたような形にして、絞った形にすることでバットのコントロール性を高めています。
バットコントロールがしやすければミート力もアップしますよね。
ローリングス ハイパーマッハフォースの特徴
- バット本体の徹底的な軽量化
- スイングスピードを高める軽さと構造
- 軽さをいかした操作性の高さ
まとめるとこの3点がローリングス ハイパーマッハフォースの特徴になります!
ローリングス ハイパーマッハフォースが進化した部分
打球部の素材を軟式球と同じ硬さにすることで反発力をアップ
ローリングス ハイパーマッハフォースのボールを打つ打球部の硬さは軟式球と同じ硬さになっています。
打球部が硬すぎると、軟式球を打った瞬間にボールが潰れるように変形して、スイングした力を分散させてしまいます。
力がボールに伝わらなければボールは速くなりませんし、飛距離も出ません。
打球部をボールの硬さと同じにすることで、インパクト時にボールが潰れてしまうことを防ぐとともに、反発力を高めて強い打球を打ち返すことができます。
反発力アップの高弾性特殊シートとエアパッドで反発性能と打球速度を向上
ローリングス ハイパーマッハフォースの打球部の外側には高弾性特殊シートが巻かれています。
さらにバット内部の構造には反発力を高めるエアパッドが内蔵。
外側の高弾性特殊シートと内側のエアパッドがボールに反発力を与え、打球速度を高めています。
従来のハイパーマッハ3よりも9%打球の初速がアップしています!
内野の間を速いゴロで抜いていく当たりでのヒットがたくさん打てそうですね。
バット表面を独自の加工でしっかりとボールを捉える
ローリングス ハイパーマッハフォースのバット表面はローリングス独自の加工が施されています。
これによって、ボールとの摩擦力を高め、ボールにスイングで発生した力を余すことなく伝えられるようにしています。
バットの軽さは非力でパワー不足になりそうなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、打球部の硬さだったり、バットの外部・内部構造、バット表面の加工など様々な工夫を凝らすことで、ローリングス ハイパーマッハフォースは軽さからくるパワー不足を補っています。
実際、ハイパーマッハ3を使っていた子も、パワー不足で打球が飛ばないと感じたことはありませんでした。
ローリングス ハイパーマッハフォースが向く選手
体が小さい選手
うちの子は身長も大きくないし、体重も無いから重いバットが振れるか心配
そんな方にはローリングス ハイパーマッハフォースはぴったりです。
78cmで530gというのは他には無い軽さですし、様々な工夫でボールの勢いに負けないようなバットに仕上がっています。
重さでカーボン製やウレタン製バットを諦めていたというお子さんにはピッタリでしょう!
女子選手にもおススメです。
足の速い選手
足が速くて1番バッターを打つような子にもローリングス ハイパーマッハフォースをオススメしたいです。
足が速い選手はとにかく塁に出ることが求められるでしょうし、それが持ち味を活かせるプレイですよね。
シングルヒットでも、足を使って盗塁や進塁が出来れば長打を打つのと同じです。
出塁率を高めるためには、操作性が高くて確実にミートできるバットはとても有利になります。
とにかく出塁するという明確な役割を持った選手にローリングス ハイパーマッハフォースをオススメしたいですね!
初めてカーボン製バットを使い始めるお子さんに
試合に出る機会も増えてきてカーボン製バットを試したいと思っている
そういう方にもローリングス ハイパーマッハフォースはいい選択です。
カーボン製・ウレタン製バットで気になるのがやはり重量です。
3年生〜4年生くらいだとまだ力も弱く、重いバットは上手に振れない子も多いはず。
ローリングス ハイパーマッハフォースは74cmからラインナップされています。
74cmというとだいたい3年生〜4年生くらいの子に丁度いい長さです。
ローリングス ハイパーマッハフォースなら74cmで510gと超々ジュラルミンやアルミ製バットのような軽さです。
体が出来ていない子でも無理なく振れる重量なので、カーボン製最初の1本にもいいでしょう。
ローリングス ハイパーマッハフォースのラインナップ
長さは3種類
ローリングス ハイパーマッハフォースの長さは3種類あります。
長さ | 重さ | バランス |
74cm | 510g | ミドルバランス |
76cm | 520g | ミドルバランス |
78cm | 530g | ミドルバランス |
ローリングス ハイパーマッハフォースの長さは74cm、76cm、78cmの3種類です。
だいたいどのバットでも80cmはラインナップされていますが、ローリングス ハイパーマッハフォースに80cmの設定はありません。
6年生で78cmでも十分使えますので、問題は無いでしょう。
バットの重心はちょうどバットの中間あたりに設定されたミドルバランスのみ。
ミドルバランスのバットは先端側に重心があるトップバランスよりもバットコントロールがしやすくなっています。
ここでも操作性を高め、確実にボールを捉えることを追求したローリングスの意気込みが現れていますね!
いかがでしょうか。
ローリングス ハイパーマッハフォースはハッキリと短・中距離バッター向けと言い切り、軽さと操作性を追求したバットです。
線が細くてビヨンドなどを使うのをためらうようなお子さんから、女の子の選手や足の速い選手まで様々なタイプの選手にも合っているバットだと思います。
息子も4年生の頃に2世代くらい前のモデルになるハイパーマッハSを使っていました。
ハイパーマッハSでも短・中距離バッター向けモデルでしたが、6年生相手にホームランを打ったこともあります。
ハイパーマッハシリーズもしっかりミートできればメチャ飛びます。
操作性の高いバットをうまく使えるようになるとバッティング技術も向上しますし、飛ばすだけに特化しなくても身につくものや得られるものがたくさんありますよ!
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