以前、ラダーを使った下半身トレーニングメニューを紹介しました。
ラダーは小学校低学年の子も行いやすいメニューでしたが、高学年くらいになってくると負荷が少々物足りない、というケースもあると思います。
そこで小学校高学年向けにラダーよりも負荷がかかり、効率的に下半身強化の効果が見込めるミニハードルのトレーニング方法を紹介します。
ミニハードルトレーニングのやり方
1.スプリントサイドむきスタート
ミニハードルを並べて、塁に出た時にように横向きの状態になります。
横向きから振り向いて走り抜けます。
盗塁のイメージの動きです。
スタート時に素早く体を回転させるのがポイント。
2.サイドステップ
ミニハードルに対し横を向いて、横向きで1・2・1・2のリズムで横移動します。
しっかりとももを上げて横に重心を移動させることを意識します。
3.ジャンプ
ミニハードルを1個用意し、両足ジャンプで前後にジャンプを繰り返す。
4.グーパージャンプ
3.で行ったジャンプに脚を開く、閉じるという動作を加えたもの。
着地したらなるべく速く次の動作を行います。
5.ニータックジャンプ(もも上げジャンプ)
ジャンプした際に膝を胸に近づけるようにジャンプします。
小学生はかかとをももの裏に近づけるようなジャンプになりがちなので注意してみてあげましょう。
ミニハードルトレーニングの効果は
ミニハードルはラダーに似た動きも多いですが、高さがある分、ジャンプするメニューを多く組むことになります。
ジャンプ系のメニューは下半身強化に非常に効果が高いです。
主に体の中で一番大きな筋肉である太ももの前側の筋肉や太ももの裏、ふくらはぎなどを鍛えることができます。
それに加え、単純なメニューを中心に紹介しましたので、小学生にも難しい動きはありません。
オフシーズンの基礎体力作りに最適です。
低学年にはやや負荷が高いかもしれませんので、おすすめなのは4年生以上と考えています。
低学年はラダートレーニングの方がおすすめです。
ミニハードルの価格は4,000円前後から
ミニハードルは大体6個〜12個セットになっているものが多く、価格帯は4,000円前後からというものが多いです。
こちらは12個セットで、カラーマーカーもセットでついています。
高さは16cmで高さ調整がついていません。
12個あれば、チームに1つあれば2組に分けて練習するのにも使えます。
高さが変えられない点は若干マイナス。高さが変えられた方がやはり負荷を調整しやすいです。
トレーニングハードル 高さ調節可能 12個セット(カラー各色:オレンジ・イエロー)
こちらは高さ調節が可能なタイプ。高さ調節が可能な分、値段が高くなります。
高さがあれば自然と負荷を高くしやすいので、トレーニング効果を高めやすくなります。
ケースバイケースではありますが、チーム用では値段が安い高さを固定できないタイプで十分かなと思います。
子どもの身長にも大きな差がありますから、使いやすいと思います。
自主トレ用は高さを変えられるものにし、慣れに応じて高さを変えて負荷を変えていくという使い方がいいと思います。
地味なトレーニングですし、真面目にやるとキツイトレーニングですが確実に実を結ぶトレーニングなのは間違いありません。
地道に取り組んで球速アップや飛距離アップを目指しましょう!
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