新型コロナウイルスの影響で少年野球の全国大会が中止になるなど、活動に大きな支障が出ています。
札幌市内でも学校の休校によってチーム練習も行えないというところがほとんどだと思います。
各チーム内でも素振りなど自主トレをやろうという号令がかかっていると思いますが、実際なかなか子どもはやってくれない現実があると思います。
そこで、今日は子どもだけでも出来る、しかも効果的な自主トレを紹介します。
チーム練習ができない今はライバルに差をつけるチャンス
北海道は全国に先駆けて緊急事態宣言によってチーム練習ができなくなりました。
その期間約1ヶ月間。
この記事を書いている時点では2回目の緊急事態宣言によって再度チーム練習ができなくなりましたが、1回目と2回目の間に2週間ほど練習がありました。
1回目のチーム練習の休み期間に自主トレをしていた子・していない子で明らかな差がついていました。
バッティング・守備ともにやっていなかった子はレベルダウン。
やっていた子は維持しているかレベルアップ。
自主トレの大切さを痛感した期間となりました。
素振りよりも効果的で楽しいな自主トレを
野球の自主トレでまっさきに思い浮かぶのは素振りだと思います。簡単にできますし、素振り自体は大事なトレーニングだとは思います。
ですが同時に素振りは小学生にはあまり向かないトレーニングだなとも感じています。
なぜなら素振りは楽しくないから。
子どもは楽しくなければなかなか継続することができません。
そして、なぜ素振りをするか、どうして素振りが大切かを子どもが理解しきれていないから。
目的なく素振りをしてもやった感だけでレベルアップにはつながりにくいです。
【小学生におすすめ自主トレ】なわとび
なわとびは個人的には一番おすすめなトレーニング。
- 下半身を中心にした全身運動
- ジャンプを行うので下半身・股関節の強化
- 遊びながらできる
- ケガのリスクが少ない
この2点が効率的に行えます。
全身運動を行うことで基礎的な体力アップを図れます。
また、ジャンプを行いますので、下半身の筋力を使います。
バッティングでもピッチングでも下半身の力は非常に大切です。
その力を無理なく強化することができます。
飛び方や回数はあまり気にせず、遊び感覚でいろいろな飛び方で楽しくやるのがコツ。走りながら跳んでみたり、二重跳びにチャレンジするのもいいでしょう。
なわとびはケガのリスクも少なく、体の使い方を覚えられるためぜひ取り入れてください。
学校でなわとびを使うと思いますので、各ご家庭にも大体あるというのもメリットです。
ちなみに大人もなわとびはおすすめ。ランニング以上の全身運動と言われています。普段運動していない人なら30秒ともたないかもしれませんが。。
【小学生におすすめ自主トレ2】バーピージャンプ
バーピージャンプのやり方
- 肩幅に脚を開いて立つ
- しゃがむ
- 腕立ての体勢になる
- しゃがむ
- 立つ
- ジャンプ
- 2〜6を繰り返す
バーピージャンプで鍛えられる場所
バーピージャンプは立つ→しゃがむ→腕立て→しゃがむ→ジャンプを繰り返す運動です。シンプルな動作ですが、下半身から上半身まで体全体を使う全身運動になります。
関与する筋肉は胸・太腿の裏表・お尻の筋肉になります。
どの筋肉も野球に必要な筋肉です。
バーピージャンプはまんべんなく野球に必要な筋肉に刺激を与えられます。
トレーニングとしてごく一般的な腕立て伏せだと小学生は結構出来なかったりします。
バーピージャンプなら小学校低学年でも簡単に出来ちゃいます。
回数もこなしやすく、誰でもトレーニングレベルを保てるのもメリットです。
小学生のトレーニングで気をつけること
キツいトレーニングにしすぎない
小学生のうちは体も成長しておらず無理なトレーニングはケガのもとになります。
親と一緒にトレーニングする場合、どうしても追い込んでしまいがちですが、大人が成長のために必要になるほど追い込む必要はありません。
小学生のうちはこうしたトレーニングを介して体の動かし方を学び、身につけるだけで十分なトレーニング効果です。
理想は遊びの延長でしっかりと体を動かすこと。
楽しい遊びの中で、体の使い方を覚えていくことが間違いなくベストです。
トレーニングに完璧を求めすぎない
小学生のうちは同じ動作を繰り返し正確に行うのが苦手な子も多いです。
動作の再現性が低い、と言えばいいでしょうか。
前回は出来たけど今回はうまく出来ないというのはよくあることです。
トレーニングの質を高めるには、トレーニングに集中して効いている筋肉に意識を集中することが大切です。
ですが、小学生のうちはそういったことはあまり意識せず、楽しみながら体を上手に使えるようにするくらいの感覚でトレーニングに付き合うくらいの姿勢で十分です。
先が見通せず、目標も立てにくい今です。
できることをしながらこの時間を有効に使うことが自分自身そして親としても非常に大切だと思います。
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