野球に下半身の力は非常に大事です。
ですが、小学生はまだ体が成長している真っ只中で、器具を使ったトレーニングは早すぎます。
今回は下半身強化はもちろん、脚が速くなったり、ジャンプ力強化などにも役立つラダートレーニングの方法を紹介します。
アップメニューなどにも使いやすいですよ。
ラダートレーニングのやり方
動画を観てもらうのが一番早いですが、一応一通り解説します。
1.1マスずつ進む(速く)
ラダーのマスを1マスずつ進むシンプルな動きで全速力で進みます。
このとき、腕は大きく振らずに脚を速く動かすことに意識を向けます。
2.1マスずつ進む(ゆっくり)
次に同じ1マスずつ進む動きを速く動かすのではなく、もも上げのような要領で大きく動かします。速く動かすよりも動きにメリハリをつけるイメージで行います。
ポイントは脚が地面についた瞬間にすぐ上げること。腕は自然に振って行いましょう。
それぞれ、前向きに進むだけではなく、後ろ向きでも行いましょう。
3.両足ジャンプ
両足でジャンプして1マスずつ進みます。この時2歩進んだら1歩下がる動きを入れます。
4.ステップ
動画を観てもらった方がわかりやすいですが、外、中、中、外、中、中、、、、
というリズムで脚を運びます。
脚は外に出しながら、重心はラダーの上にある状態をキープするように意識しながら行います。
5.ジャンプしながら回転
両足ジャンプに回転を加えます。慣れるまでは90度ずつ回転する動きで行います。
ラダートレーニングによる野球への効果
ラダートレーニングは一見野球に使う動きに関係していないように思えますが、下半身を使うメニューなので、ピッチングやバッティングに欠かせない下半身強化になります。
スピードを意識して行うと、脚が速くなったり、ジャンプ力がついたりという効果も期待できます。
また、ジャンプしながら回転などの動きは動きの切り返しがありますので、守備の時の捕球から送球までの切り返しの早さにつながったり、外野フライを追う時の背走や切り返しにも役立ちます。
負荷も小学生に無理のない負荷でできるため、怪我のリスクもなく、全身を使ったメニューとして練習前のアップにも最適です。
最初は動きが慣れるまではゆっくりでも構いません。
慣れてしまえば1年生でもできる簡単な動きになりますので、低学年から高学年まで幅広く取り入れられるメニューです。
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